乳歯と永久歯が混在する混合歯列期は歯の脱落、萌出や顎の成長など変化が余りにも多い時期で、マウスピース矯正には一見すると不向きに思われますが、インビザラインにおいては、多くの面でこれらの変化に対応する技術か開発され、矯正の早期治療に対応して来ています。
1.スピーディーな変化への対応
歯の萌出、成長などによりアライナーの適合が悪くなって来た場合は、アライナーを再度作成する事が可能で、特にiTeroを用いればスピーディーに新しいアライナーへの移行が可能です。
2.理想的な歯根の移動
小児用マウスピース矯正装置には歯根に理想的な力をかけるパワーリッジ機能が加工されていて、歯根が完成していない10代の歯に合わせたスムーズな切歯(前歯)の移動が可能です。
3.未萌出・萌出途中の歯牙に対応
完全に生えていない歯が過剰に出ることを避けるための『萌出タブ』や、生えていない、または生える途中の歯が自然に生えてこられるような『萌出スペース』を確保して、健やかな歯の生え変わりをサポートします。
4.下顎の後退による不正咬合への対応
下顎が上顎に比べて、特に後ろに位置してしまい、相対的に出っ歯になっているケースの場合、早期治療ではバイオネーターやBJAといった下顎を前に出す大きな矯正装置を使用しますが、インビザラインの場合はMAと呼ばれるマウスピースに特殊な突起を付与するだけで同等の効果を得ることができます。違和感や普段の生活での使用の便利性はかなり向上しています。